今日は県民交流センター横のボランティアセンターでNPO法人がんサポートかごしまの活動として定期的に行われている「おしゃべりサロン」に参加してきました!
おしゃべりサロンはがん患者さんとご家族のためのサロンで今回はリンパ浮腫についてお話させていただきました。
近年、まだリンパ浮腫ケアに対しては保険がきかないものの、手術後の生存率が高くなったことから多くの方が後遺症であるリンパ浮腫に悩むようになったため正しい知識は普及していると思っていました。
でもお話を聞いてみると、医師から一生治らない、仕方がないと言われ大変ショックを受けた。サイズもあやふやで装着の仕方も指導しないままとりあえず弾性ストッキングなどの声が出てその現状にとても驚きました。
現在リンパ浮腫ケアを学ぶためには専門領域で勉強しないといけないので医療者でもリンパ浮腫について詳しい方はあまりいませんが、それでも患者さんのためにリンパ浮腫の正しい知識の普及をしていかなければと心から思いました。
リンパ浮腫は迅速に対処すればするほど、改善しやすいので放っておかれてひどくなってしまうと皮膚も硬化してしまい改善するのに時間もかかるし、蜂窩織炎も起こしやすくなってしまいます。
治らないから仕方ないのではなくうまくつき合っていく必要があります。もちろんやらないほうがいいこともありますが、絶対にやってはいけないということはなく、正しい知識を身につけた上でセルフケアをしながら専門的なところでケアをしていくということがとても大切になります。
リンパ浮腫の情報が不明瞭で不安が多かった方々は正しい知識を知ってとても安心された様子で、これからも正しい知識の普及に頑張っていきたいなと思った1日でした。